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チャーチ・モード

【church mode】

中世から16世紀にかけての教会音楽の理論的根拠とされる音の組織を指す。その後、長・短調による調性の確立の段階で旋法としてのチャーチ・モードは淘汰され、長調にはアイオニアン・モードが、そして短調にはエオリアン・モードがそれぞれの調性の基盤として受け継がれた。そのほかのモードについては、その一部がやや形を変えてモード手法といわれる作曲技法として活用されている。その結果、語法としてのチャーチ・モードは7種のいわゆるダイアトニック・スケール(全音階~アイオニアン(イオニアン)・スケール、ドリアン・スケール、フリジアン・スケール、リディアン・スケール、ミクソリディアン・スケール、エオリアン・スケール、ロクリアン・スケール)を指し、モード(旋法)とスケール(音階)との区分があいまいな形となっている。

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  • =同義語
  • ⇒関連項目
  • ⇔対立概念

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