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Photo:藤岡柊平 [PR]

AUDIO-TECHNICAが配信やポッドキャスト/動画制作用途に開発したUSBマイク=AT2040USB。同社はこれまでもAT2020USB-Xのように宅録での仕様を想定したUSBコンデンサーマイクを発売してきたが、AT2040USBは配信者の声を集中的に収音できるように設計されたダイナミックタイプのモデルだ。

 

今回は声優の飯田里穂に宅録環境でDECO*27「愛言葉Ⅳ」を歌ってみてもらいながら、AT2020USB-X とAT2040USBの2つのマイクの音を聴き比べてもらった。

飯田里穂がDECO*27「愛言葉Ⅳ」を歌ってみた!

宅録をするとなると、1人で部屋の中で録音すると思いますが、今回はスタッフの皆さんに同じ部屋で見守られながらのレコーディングで緊張しました(笑)。ぜひ、初の歌ってみた聴いてみてください!

飯田里穂のAUDIO-TECHNICA マイクレビュー

初心者にAT2020USB-XとAT2040USBがなぜおすすめなのか?

宅録にAT2020USB-XとAT2040USBを使えば、“自分で録音して世の中に出せるか”という不安を払拭できること間違いないです!

と語ってくれたりっぴーこと、飯田里穂さん。録音機材に自信のない音楽家にもおすすめするAT2020USB-XとAT2040USBの魅力とは一体?

私はお仕事でマイクに触れる機会は多いですが、マイクについて詳しくはないんです。一度レコーディングスタジオでエンジニアの方が“マイクチェンジします”と言っていたことがあって、“何でだろう?” と思いましたが自分に知識がなかったので質問できなかったことがありました。

どちらもクリアだけれど音の特徴は異なる2機種

コンデンサー型のAT2020USB-X
ダイナミック型のAT2040USB

実は単にマイクと言ってもいろいろな種類があり、メーカーやモデルやマイクのタイプによって音の特徴はバラバラ!

例えば今回の2機種は“AUDIO-TECHNICAが製造しているAT20シリーズのUSBマイク”という共通点を持ちながら、AT2020USB-Xはコンデンサーマイク、AT2040USBはダイナミックマイク。このタイプの違いが、音質特性上の大きな違いを生んでいるようだ。まずはAT2020USB-Xの使い心地を聞いていく。

コンデンサーマイクとダイナミックマイクの音の違いが面白いです! どちらもクリアな音でしたが、AT2020USB-Xで収音した音は高音域がよりはっきりと聴こえるのが特徴です。耳中に返ってくる自分の声の高音域がしっかりしていると、歌いやすいし気分も乗ってきますね。

「愛言葉Ⅳ」のような明るくポップで音数の多い曲でも、自分の声がはじけた感じで聴こえてきました。なので、今回の声のトーンに合っていたのかなと感じました。明るくて可愛い歌を歌うときにはAT2020USB-Xを使いたいです。

AT2040USBの方はどうだったのだろうか?

AT2040USBは少し丸みを帯びたサウンドで上から下までバランスよく収音されている印象でした。聴き心地の柔らかくて落ち着いている音が魅力的だなと思います。個人的には普段からよく聴いている曲調で聴くボーカルに近い音です! 滑らかに音が流れるバラードと相性が良さそうなので歌唱でも使ってみたいです。

「愛言葉Ⅳ」歌ってみたの音声収録では、2つのマイクとの距離感をそれぞれ調整。どちらもヘッドフォンのモニターバランスはマイク側のミキサー調整ノブで整えた上で、AT2020USB-Xでは20cm程度、AT2040USBでは10cm程度離れた位置から発声して録音した。

「愛言葉Ⅳ」はリズムも速いし音程も高いので、バラードを歌うときとは異なるリズミカルな発声をしていました。テンポや曲調に乗せてもらって、ポンポン声を出していくので、サビでは自然と声量も大きめになっていたと思いますが、AT2040USBの方が近目で録るのに向いてそうでした。

使う環境に左右されにくい宅録向きなAT2040USB

AT2040USBにはポップガードが内蔵されており、不要な低域をカットするローカットスイッチも付いていて、不要なノイズを拾わないように収音範囲も狭めているなど、ノイズ対策がさまざまされている特徴がある。今回歌ってみた収録のためにマイクのセッティングを行いながら、りっぴーはこう語る。

宅録だとどうしてもスタジオみたいに防音設備が整っていないので、ノイズを防げるのはとてもありがたいですよね。ポップガードは“はひふへほ”とか“ぱぴぷぺぽ”とかの発音時に発生する吹かれを低減できる大事なツールですが、これがAT2040USBに内蔵されていると、単純に一つセットするアイテムや部品が減るので荷物や時間の削減になるなと思いました。

AT2020USB-XとAT2040USBともにタッチするだけですぐミュートできる機能も搭載。写真はAT2020USB-X

今回は住宅街のビルの一室という自宅環境に似た場所で、音声収録/ビデオ撮影を行った。そんな中で当初りっぴーさんは“大丈夫かな”と不安を感じていたとも語る。

外の音も聞こえたりする普通の部屋だったので“この環境でも録音してちゃんとOKテイクが作れるのか?”と少し不安だったんですが、出来上がりを聴いたときにノイズが少なくて安心しました! 比較的使う環境に左右されにくいのが分かりました。

今回歌ってみたでの使用感を確認した上で、りっぴーさんのYouTubeチャンネルから配信する動画のナレーションにもAT2040USBを使ってみてもらった。

実際にナレーションでAT2040USBのローカットスイッチを付けて録ってみたところ、奇麗に声を録音できました。以前動画編集アプリ内でスマートフォンのマイクを使って録った音よりも、音質が奇麗でした。小さい声で喋ってみても、大きい声で喋ってみても、バランスの良い音で録れたと思います!

AT2040USBで“あいうえお”を収録(ローカットをオン)
AT2040USBで“あいうえお”を収録(ローカットをオフ)
AT2040USBには左下からヘッドフォンアウト・ボリューム、ローカットスイッチ、パソコンとマイクの音をミックス調整するパラメーターを用意
AT2020USB-Xのミキサー調整パラメーター(パソコンとマイクの音をミックス)とヘッドフォンボリュームはフロントにある

りっぴーさんはAT2020USB-X とAT2040USBの音の違いが顕著で、比較しやすかったので“面白かった!”と今回の企画を振り返った。

私みたいに宅録を初めてする人でも比較できるくらい、2つには大きな音の違いがありました! きっとマイクの知識がある方にとってはUSBマイクの新機種として、触れてみたときに新しい発見が得られるんじゃないかって思います。多くの方がどんな角度からでも楽しめると思いますし、お手軽にできることの幅を広げられるので、いろいろな方に試していただきたいです。

今後はAT2020USB-X とAT2040USBをどのように使い分けていきたいのだろうか?

AT2020USB-Xは高域まで繊細に録れるので、事務所の防音部屋でボイスや歌を録るときに、AT2040USBはノイズに強い機能がたくさんあるので自宅でナレーション録りをするときに使用したいです。

最後にこれから歌ってみた動画を作りたい読者へも、メッセージも!

普段のレコーディングではプロのエンジニアの方や指導の方の力も借りながら録っている中で、今回は初めて宅録やボカロ曲をカバーして歌ってみたを作るという経験をさせていただきました。“歌いたい”と考えている方で、“自分で録音がうまくできるかな”と不安になる気持ちは分かります。

でもAT2020USB-X とAT2040USBを使えば、安心してできる! パソコンにつなげるだけで奇麗な音を録ることができて、音楽用途で使えるのに価格もお手軽で、これから歌ってみたを始めたい方におすすめしたいです!

AUDIO-TECHNICA USBマイク製品情報

AT2020USB-X

マイクのスペックなど詳しい情報はコチラ!

価格:19,580円(税込)
■マイクタイプ:コンデンサー ■指向性:カーディオイド ■周波数特性:20Hz〜20kHz ■外形寸法:52(φ)×142(H)mm ■重量:約373g

※ポップフィルターのAT8175(税込3,300円)は別売り

AT2040USB

マイクのスペックなど詳しい情報はコチラ!

価格:21,780円(税込)
■マイクタイプ:ダイナミック ■指向性:ハイパーカーディオイド ■周波数特性:80Hz〜16kHz(ローカットオフ) ■外形寸法:52(φ)×145.3(H)mm ■重量:約600g

付属品のUSBケーブル(Type-A to C)、変換ネジ(ネジ径5/8インチ、ピッチ27山-ネジ径3/8インチ、ピッチ16山)、USB変換アダプター(Type-A to C)

■問合せ:オーディオテクニカ
https://www.audio-technica.co.jp/support/inquiry/

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