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ブルース・コード

【blues chord】

12小節で構成されるブルースのコード進行を指す。これには大別して2種の主要和音(T、D、SD)の配置法がみられる。この違いは終止部分に示されており、ドミナント終止によるものと、ドミナント→サブドミナント→トニックという変則的な終止形を特徴とするものとがある。実際には、この2種のブルース形式を基本とした、多種多様なブルース・コードが存在するが、前者は経過和音やリハーモニゼーション(コードの変更)などによりかなり大幅な改造を加えられるのに対して、後者は比較的原形に近い形で使われている。また両タイプとも、2小節目にサブドミナント・コードが配置されることが多い。さらに、ブルー・ノートの活用によって、トニック・コードおよびサブドミナント・コードに短7度音が使われることがあり、特にサブドミナント・コードの場合はIV7が主体となる。なお、マイナー・ブルース(短調でのブルース)には、ドミナント終止をするものが多い。

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