Text:plug+編集部 [PR]
イギリスの老舗メーカーSOLID STATE LOGIC(以下、SSL)からSSL ConnexというUSBマイクが発売された。4つのマイク・アレイが内蔵されており、それぞれ個別録音が可能なイマーシブ・モードの使用で、気軽にバイノーラル・ミックスを楽しめる。
今回は国内外にファンの多いプロのASMR YouTuberきつねに、SSL Connexを使ってみてもらい、レビューしてもらう。
目次
きつねASMRがSSL Connexを使ってみた!
今回はSSL Connexを使ってASMRをしてみようと思います。ASMR動画を作る前にマイク・チェックをしてみたところ、近距離で鳴らす音が良い感じに収音できる印象でした!
動画では私が良いと思う10種類の音を鳴らしてみましたので、今日もゆっくりとおやすみください。
SSL Connexを使ったASMR動画
きつねによるSSL Connexレビュー【動画&インタビュー】
ぷらぷらのYouTubeチャンネルでは、SSL Connexのレビュー動画も公開中!
モード切り替え方法など、簡単な使い方についても解説しつつレビューしていますので、ぜひ見てみてください!
SSL Connexで立体音響が作れる!
きつねさんにSSL Connexを使ってASMR動画を撮影いただきましたので、ここでは撮影でのConnexの使用感をインタビューします! まず、使う前の期待度はやはり高かったですか?
近年発売されているSSLのオーディオ・インターフェース類が良質だという評判を聞いていたので、使う前から期待値はとても高かったです。老舗メーカーであるSSLが手掛ける初のマイクということで、使うのが楽しみでした!
実際にSSL Connexが手元に届いて、開封してみての感想はいかがでしたか?
まず、想像していたよりも小さくて軽量です。色もシルバーで格好良く、撮影前から“きっと照明が当たると映えるのだろうな”と期待していましたが、まさにその通りでした。
あと付属品として、マイク・スタンド用のネジ・アダプターが入っていたのは神かと思いました!めちゃくちゃ助かります。
SSL Connexの魅力がさまざま伝わってきます! その中でもきつねさんが一番魅力だと感じているのはどんな部分でしたか?
まずSSL Connexは、形がピラミッドみたいで面白いUSBマイクですよね。
このユニークな形に合わせて、4つのマイク・アレイが内蔵されているのが最大のポイントで、これがASMRをする上でも有利だと感じました。
きつねさんから見て、SSL Connexに搭載されている4つのマイク・アレイがASMR用マイクとしてかなり有利な理由は何ですか?
SSL Connexにはイマーシブ・マルチチャンネル・デジタル出力機能が搭載されていて、4つの内蔵マイクで収音した音源(4ch)とオート・ミックスされたステレオ音源(2ch)を個別に録音できます。
この機能により、DAW上で4つのトラックの配置(前後・左右)をバイノーラル・パンナーというプラグイン・ソフトを使って個別で作り込むこともできるんです。
SSL ConnexとDAWソフト、プラグイン・ソフトを併用すれば、立体音響ASMRを追求することができるということですね。
そうです! イマーシブ・マルチチャンネル・デジタル出力機能を使ってみて、空間をよりリアルに感じられるASMRができたと思いました。ステレオ・ミックスがかなり優秀だったので、実は今回のASMR動画ではモノラルのソースは使っていないんです。それでも、頭の周りをぐるぐる回るような音が録れたなと思っています。
SSL Connexはノイズが少なくクリアな音
今回は撮影で、ペット歯ブラシ、梵天耳かき、コルクボード、プレイフォーム、風防、モール、ビーズ、スマホ・ケース、木、アイス・ボールの10個のアイテムを使ったASMRをしていただきました。どのようにマイク・テストをして、SSL Connexに向いているASMRネタを研究していきましたか?
とにかくアイテムを片っ端から鳴らして、直当てで良い音が鳴る物と、少し離して鳴らした方が良い物をそれぞれ探していきました。今回試したネタたちは、正直どれもよく録れてお気に入りだらけです。個人的にはビーズの音で、とてもよく眠れました。SSL Connexはノイズが少なく、クリアな音なので、低めの帯域が出るタッピング音なども心地よく録ってくれるのが良かったと思います。
撮影では、きつねさんがマイクの周りでアイテムをぐるぐると回しているのが印象的でした。SSL Connexが動きをしっかりと捉えてくれるマイクだからできたASMRですか?
そうですね! キャプチャー能力が高いと思いました。あと、アイテムをタッピングしながらマイクの周りを360°回して鳴らしていると、手がマイクにぶつかってしまうことがあるんです。SSL Connexはピラミッドのような形なので、アイテムとマイクがぶつかりにくくて動きやすいのも魅力です。
逆にSSL ConnexをASMRで使用する上で、気を付けるといいことはありましたか?
SSL Connexに限らずですが、マイクに直当てで鳴らしたいときには筐体の反響音が入らないようにアイテムを選ぶ必要があると思います。あとはささやき声などのボイスを収録する場合に、マイクとのちょうどいい距離感を狙う必要があります!
SSL Connexには用途別の4つのモードを搭載
SSL Connexには目玉機能のイマーシブ・モード以外に、Solo Mode/Group Mode/Vocal Mode/Music Modeの4つのモードが用意されていますね。各種モード切り替えなどはスムーズに行えましたか?
一度覚えてしまえば誰でも簡単に操作できると思います! 4つのモード切り替えの方法は、plug+のレビュー動画を参考にしてみてください。イマーシブ・モードは、ロゴが黄色くなるまで+と−を同時長押しすれば完了です。
きつねさんが4つのモードをASMRで使ってみたそれぞれの感想はいかがでしたか?
それぞれ音が違ったので、使い分けたいと思いました。Solo ModeとGroup Modeは、音が左右に分かれる感じが少なめに感じられるチューニングだったので、Solo Modeはナレーションなどを録りたいときに、Group Modeはミーティングなどでの使用に向いていると思います。
Vocal Modeは入力レベルが高めな印象で、ステレオ感もしっかりと表現されるチューニングでしたので、ASMRにも使えそうです。
そして、個人的にはMusic Modeが、一番ASMRの収録に向いているモードだと思いました! 今回の撮影にもMusic Modeを使用しています。ステレオ感もありますし、普段私が収録している入力レベルに近かったことで、ミックス時に扱いやすそうだと思ったのが決め手になりました。
イマーシブ・モードの2chミックスが良い
きつねさんはSSL ConnexをMusic Mode×イマーシブ・モードで使うのが、一番しっくりくる設定だったのですね。今回イマーシブ・モードでステレオ・チャンネルのみを採用した理由は何でしたか?
イマーシブ・モードのステレオ・ミックスが、ASMRの音編集の初心者でも十分扱えるくらいバランスが良かったからです! そして、それを視聴者の皆さんにも伝えたいと思いました。本番は全部で6ch録音していたので、ミックスの段階で定位感を上げたり、音像をくっきりさせたいと思ったら、モノラルのソースを使って補強することもできると思います。
さらに、モノラル・データを残しておくと補強用の音源として使用できたり、万が一のトラブルにも備えられるのが良いなと思いました。そういった意味でも、イマーシブ・モードはとてもありがたい機能ですね!
イマーシブ・モードでの6ch録音が、ASMRの音処理をする上で大きなアドバンテージになっていることが伝わってきました! 最後に、きつねさんはSSL Connexを今後どう使っていきたいですか?
基本的には今回試したように、音の動きを追うようなASMRをする上で使っていきたいです。また、あえて画面にマイクを映さないで目の前に私が居るような感覚を味わってもらうASMR動画を撮りたいときにも使ってみたいと思います!
SSL Connex製品情報
■公式サイト:https://www.solid-state-logic.co.jp/products/sslconnex/
■製品仕様:USB Type-C出力、ヘッドフォン出力、USBバスパワー駆動、4つのマイク・アレイ搭載
■付属品:マイク・スタンド用アダプター、USB Type-Cケーブル(2m)、USB Type-A to Cアダプター
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