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【独特】“掛け声系ソフト音源”「KA・WA・YO」-for music-。ボカロPのキノシタが「ポッピンキャンディ☆フィーバー！」でデモソングを制作

2023.09.27 UP

Text：plug+（ぷらぷら）編集部

“掛け声系ソフト音源”「KA・WA・YO」-for music-発売
- どんなソフト音源？「KA・WA・YO」-for music-
「KA・WA・YO」-for music-製品情報

“掛け声系ソフト音源”「KA・WA・YO」-for music-発売

　ゲーム事業などを行っているMAGES.から発売された新しいソフト音源の「KA・WA・YO」-for music-（税込5,500円）が、プラグインなどを販売するサイトSONICWIREで発売されている。

　“掛け声系ソフト音源”とのことで独特なコンセプトだが、どのようなソフト音源なのだろうか。

どんなソフト音源？「KA・WA・YO」-for music-

　ボカロPのキノシタが「ポッピンキャンディ☆フィーバー！」でデモソングを作っている。その動画を見ると、DAWのキーボードロール上に配置されたMIDIノートで「KA・WA・YO」-for music-を鳴らしている様子が分かる。

　本製品はNATIVE INSTRUMENTSのサンプラーKontakt対応、DAWのシーケンサー上でも動作できる。そのほか、378のWAVファイルも収録しているため、DAW上で並べて波形編集して使用することも可能だ。

　どのような掛け声を生成できるかというと、ボイスパターンは女性（5声）、男性（5声）、ロボット（1声）とあり、5ボイスのボリュームなどリアルタイム・コントロールを行うことができる。

　「はい」や「せい」といった掛け声から、「いち」「に」といったカウント系、「いっくぞー」「じゃんぷ！」などの台詞系から、「どぅん」「ぱん」などのパーカッションボイスまで収めているという。

　またベロシティ（鍵盤の強弱値）によって声質が、1～50で「ライブ中テンションが上がったけど疲れてしまったボイス」、51～100で「楽しいボイス」、101～127で「テンションMAX」と変化する。

　独特なコンセプトにしてシンプルなコントロールで掛け声を生成できる“掛け声系ソフト音源”、アゲアゲのネタ曲などではかなり重宝しそうである。ぜひ、さまざまな音楽で試してみてはいかがだろうか。

「KA・WA・YO」-for music-製品情報

■製品名：「KA・WA・YO」-for music-
■メーカー名：MAGES.
■販売サイト：https://sonicwire.com/product/C1729
■使用想定ジャンル：ロック、ポップス
■ダウンロードサイズ：849MB
■フォーマット：WAV（378ファイル）、NATIVE INSTRUMENTS Kontakt 6

プロフィール

Mizuki Sikano／鹿野水月

plug+（ぷらぷら）プロデューサー

ボカロ曲研究家。ライター／DJ／バンドマン／ギャルとしての学生時代を経て、リットーミュージックに新卒入社し、書店営業1年、サウンド＆レコーディングマガジン編集部に3年在籍、2022年からplug+のコンテンツ・ディレクションを担当。ボカロ曲以外に、テクノ、邦ロック、UKロック、UKハウス、北欧ディスコ、フレンチ・ポップを好む雑食。