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上達のヒント

文:Mizuki Sikano

『食尽族~読んで味わうグルメコラム集~』(リットーミュージック刊)は、掟ポルシェ(ロマンポルシェ。、vo)が、Webサイト“耳マン”で展開していたグルメ・コラム! 食べ物への執着が強過ぎるがゆえ、怒濤のごとく綴られた「惚気」「罵倒」「分析」の数々。これらがこの度1冊の書籍に編纂されて発売されることになった。今回は“絶対に共感してはダメ”という食品ディスりや、最近の音楽制作に至るまで幅広く聞いていこう。

書籍刊行記念:掟ポルシェへインタビュー

グルメ本なのに題名は“残酷グロ映画”インスパイア

ー以前、担当編集に、連載名は映画『食人族』にインスピレーションを受けて決まったと聞きました。どうしてグルメ連載で、人を食うようなグロい映画の影響を受けたのですか?

そこ気になります?(笑)。映画『食人族』は我々の時代には最悪の映画として筆頭に挙がる“人肉を食べる映画”で、今や“大丈夫かこれ”ってやつですが、自分の場合は世間的にダメなものほど拾ってOKなんです。自分みたいな世の中のありとあらゆる「くだらない」を形にするのが仕事の人間は、基本的に普通のことをやるとファンの人たちに落胆されて、“これはダメだろ”っていうことほどやると喜ばれるんですよ。“普通に人の心を感動させる一般的なもんを俺はやっちゃいかんだろ”っていう。そういう考え方が自分の中にベースとしてあるんでしょうね。つまり、食のコラムで人肉を食う映画を元ネタにするのはアウト! だったら俺的にはセーフ! という理屈です。

ーでも問題となる部分の文字が変わって、“人を食う本”ではなく“食に尽くす部族”という前向きな意味に。

前向き……いや、内容は全然前向きコラムじゃないんでアレなんですけど(笑)。あと、できれば死ぬまで人肉は食べないでいたいです!

“絶対に共感してはダメ”な地方名物批判

ー“食に尽くす部族”ってグループ意識的な雰囲気が漂う言葉だなと感じられます。それに加えて、書籍の内容も母親のご飯やおせちへの不満、少し共感できる部分があるというか。

この本読んで共感出来る部分が少しでもあったら、真剣にマズいです! 超下品な本だし! これ福岡の書店に置かれたら、きっと燃やされますからね。

ー福岡と豊橋と伊勢への集中攻撃に、共感はしておりません(笑)。

地方の食文化について、余所者がとやかく言うなんてね、本来下衆のやることですから。でも、それを最悪に苦々しい顔で書き殴らずにいられないのが俺という人間でして。だから、福岡と豊橋と伊勢と醤油は甘いのがデフォルトの地方の方々、絶対に読まないでね! 確実に気分を害します! まぁ、“名物に美味いもの無し”という慣用句になるまで浸透していることの真相などは、共感していただいても大丈夫かと。名物、最悪! 俺だったら自分の出身地の名物はまず薦めませんよ!

ーでも、掟さんの故郷、北海道・留萌市の数の子とか、とても美味しいと思います。

あんなの美味いもんじゃないです! おせち料理に入る定番ってだけで、仕方なく口にするものだから。おせち料理に入ってる品ってのはそれぞれ願いが込められてるが故に、あのラインナップになってますよね。昔は平均寿命50歳切ってて皆長生きできないから神頼みするしかないとか、“子宝に恵まれたい”とか言って食ってただけなんだから。医学が進歩した現代は長寿も子孫繁栄も、食べ物で縁起担いだりしなくても薬飲んだりすりゃ何とかなるわけだから。そういうのはもういいの。第一数の子なんて、あんな食材どうやって調理したって美味くなるもんじゃないですし。 

ー今、数の子好きが唖然としてそうですね。

でも、周りに居ないでしょ。「一番好きな食べ物なんですか?」って聞かれて「数の子です」って答える人とか。絶対に居ないと断言しちゃって大丈夫。ある日突然数の子がこの世からなくなっても、だ~~~~れも困んないの、水産加工場の人以外。そういうもんだから。

ーすごい理論ですが(笑)、そういった掟さんの食に対する赤裸々な意見を読んでいると“味覚って人それぞれなんだ”ってことをあらためて認識できます。

そう、味覚はそれぞれのものだから、言い切っちゃっていいの。不味い飯をボロクソに言うのは品の無いことだけど、味覚に絶対的な正義も弱者強者も存在しないし。だから俺なりの正義は通しますよっていう。

ーそういった個人の正義の中に、よくぞ言ってくださったなぁという共感は潜んでいると感じました。

食べ物に文句言うのは下衆のやること。俺はやるけど。口に合わないマズい飯への文句は言わないともうおかしくなりそうなんで。食べ物に執着が強過ぎるんですよ。

時に、日本の風土と歴史に準ずる分析的な意見も

ー読み進めていくと、後半にかけて掟さんの文章が分析的になっていきますよね。かなり研究に時間がかかったのでは?

今どきね、インターネットで調べりゃ大体のことは分かんの。伊勢うどんの歴史もよくまとまってるのがその辺にゴロゴロしてますし。昔の日本では平民の観光旅行が許されてなかったけれど、神社参拝だけは許されていた。だからお伊勢参りってのは庶民の夢といわれるまでになって、スーパー・ヒットしたそうで。もうガンダーラですよね。遠路はるばるやってきたわけだから “ありがたい土地で食べるものが不味いわけない!”と考えて当然。そりゃ当時は最先端の旨いものだったんでしょうけど、いろんな旨いものが世の中にあふれてる現代にあって、あの甘じょっぱいだけのブヨブヨな物体を“名物です! 美味しいよ!”と今も薦められるのだけはマジ勘弁という……ああ、初出時も荒れたけど、また怒られるなここんところ……。

ー子供のころはそういう風に変な物や事に敏感でしたが、大人になるとだんだんいろいろなものが受け入れられちゃって、食べれるようになっちゃうなとも思うんです。

苦手なものが得意になったりってのは、まぁありますよね。

ーそれって、大人になって社会に出たら、自分が好きだった物や追究したい事とかどんどん忘れて、気付いたらやめちゃってた感覚と似ているなと。

……んー、よくわかんないです(笑)。

ー掟さんはご自宅でも料理をされるとのことですが、最近新しく美味しい料理メニューの再現チャレンジなどはされていますか?

最近は地味に懐に余裕もありまして、食べたいときにいつでも外食もできるようになりましたし、若いころみたいに“外食で美味しいものを食べたら自宅で再現してみる”ってのはしなくてもよくなりました。自分では作れないよくできた複雑な味の物が好きなんですよ。音楽の好みもそうなんですけど、自分で簡単に作れてしまうものにはあこがれない。何をどうやって作ればあれになるのか、分析しても追いつかないぐらいのクオリティのものを求めてまして。

今、東京都下の田舎町に住んでるんですけど、美味い飲食店が壊滅的なまでになくて、最悪なんですよ。田舎はどこもそうなのかもしれないですが、大手のチェーン店しかない。しかも大手のチェーンでも選んだように苦手な店ばかり近くにある。牛丼だったら吉野家が大好きなんですけど、松屋しかなかったり。ラーメンも俺が苦手な家系と二郎系ばかり。結果的に自炊するしかなくなって、牛丼くらいは自分で作るようになりました。経済的には助かるので良し悪しありますけど(笑)。

失敗の味方は“食べログ”

ーそうやって美味しいものを求めて探検したりしていると、どうしても失敗しちゃったりしますよね。

失敗の連続ですよね。地元じゃ敗けばかりで(笑)。 何で、最近は“食べログ”を参考に最寄り駅の沿線の店を開拓中です。

ーちなみに、“食べログ”じゃないといけない理由はありますか?

やっぱり、使っている人が多いからデータ数が多くて参考になります。使い方としては、まず点数の高い順に写真を見ていきます。食べ歩きが趣味の人なら、自分の好みの料理が見た目で判別できると思うんですよ。それで写真の中から自分の好みの料理の見た目に近いものを選んで、最後にレビュワーの文言を決め手に大体の味を類推して店に行くから、そこまで大きく外れることは無い。特に寿司なんかはシンプルな料理だけに見た目で美味いかどうか判別しやすい。お喋りな大将の寿司は、寿司に集中してないから大体仕事が雑で海苔の切り方が斜めになってたりね。奇麗な見た目の寿司は大体、美味い。あと、写真を見て“自分が欲しくない要素が多い店”も敬遠します。札幌のスープ・カレーなら、俺は乗ってる野菜の数が出来るだけ少ないものを選びます。

ースープ・カレーって野菜がゴロゴロしてるイメージが圧倒的に強いですよね。

俺、野菜食べると疲れちゃうんですよ。

ー疲れちゃうなら、しょうがないですね。

ゴロゴロ野菜って、美味しいとはまた別の発想ですからね。俺は美味しい物を食べたくて、美味しいを一番の価値基準に置いてますけど、野菜がゴロゴロしててヘルシーだからという理由で料理を選ぶのは、美味しいがその料理を選ぶ一番の理由じゃない時点でおかしいよなと思っていて。両立できるものではあると思うんだけど、“ヘルシーだから”は料理を選ぶ理由として、ちょっと違うんじゃねえかなと。うちの嫁も、“ヨーグルト料理だって! 行ってみたくない?”とかおかしなこと言い出したときがあって。「ヨーグルト料理→腸内活性しちゃう!→うっほ~、快便~!」とか言う発想じゃないんですかそれは? ウンコ出しやすくすることを考えて食べ物を選びたくないです!

【音楽の話】毎日少しずつ打ち込んでいる

ー美味しい物を食べログでチェックして食べに行くのと同じ感覚で、楽器なども新しい物を調べて、購入したりしますか?

音楽機材は高いですからね。俺、寿司屋に10,000円は何の躊躇もなく出せるけど、それ以外の物に簡単に10,000円出せないんですよ。なぜなら、寿司屋で10,000円出せばかなり美味しさが担保されるけど、音楽機材は何万円出して買ったにもかかわらず好みの音が出ないってこともあるわけで。俺普段映画館とかほとんど行かないけど、映画なんかもそう。2,000円も払ってつまんなかったら目も当てられない。まぁ自分の理想の音楽を作るにはね、もう今手元にある機材で十分できるんじゃないって思うんですよね。

ー今はどんなセットで音楽制作をしていますか?

2008年に自宅が火事になって、そのときにシンセサイザーとかシーケンサーとか全部焼けたので、以降はパソコン・ベースになりました。2009年からDAWとソフト音源で音楽を作っています。無料で転がってるソフト・シンセもバンバン使ってね。出せる音の質感はそれぞれ違うけど、シンセサイザーで出せる音って突然の大発見みたいなことはない世界なんで、幾つかあればそれで事足りる。プリセットをめちゃめちゃ多用するんで、奇妙なプリセットが入ってるソフト・シンセは欲しいなと思いますけど。

ーところで掟さんはご自宅で、毎日夜ご飯を作っていると担当編集からお聞きして。

まぁでも俺はずっと家に居るんで、全然苦じゃないというか。家事とかもやりますしね。

ーいつ打ち込みしてるのかなって。

してませんね。

ーしてないんですね(笑)。

俺不器用なんで、自分の頭に思い描いた音楽を、思った通り形にすることが全然できないんです。脳内音楽の具現化がたまたま上手くいったときだけ曲になる。外部からの発注を受けて作らなきゃいけないときは壁に頭打ち付けてでも頑張りますけど、自分のバンドの曲になると上手くいかないとやめて、すぐお酒飲んじゃいますし。でも、毎日ちょっとずつはやってる。

ーやってるじゃないですか!

曲のリフは山ほどあるけど、それを一曲につなげるまでにはなかなか辿り着かなくて。アイディアが思い付いても、その頭に浮かんだメロディや音色を手弾きでも譜面でもそのまま再現できなくて、自分にガッカリすることが多い。不器用な上に音楽の基礎知識を理解できてないから。「ここ、一拍食ってるな」とか、何となく勘で分かるんですけど。

ー再現できなくても良い音楽ができればそれで良いような気もしますが。

いーえ、再現できるのがベストです! 自分が使ってるABLETON LiveっていうDTMソフトに、口で歌ったものをそのままメロディにする機能(編註:Audio to MIDI機能)があるんですけど、自分がやりたいのはキッチリとした4つ打ちの音楽じゃなくて、変拍子だったり複雑な展開だったりするので、結局譜面の書き方が理解できてないと今のところは使えないなと。頭に思い浮かんだ音階がそのまま打ち込めたら、俺なんか絶対ヒット・メーカー間違いなしですよ! でも、現実はそんなに甘くないです!

音楽よりも料理と執筆と声優の方が得意

ー掟さんは長年アーティスト活動されてますが、音楽制作に今も苦手意識があるというのが意外です。

自分で才能があるって自分でも認められるのは、音楽じゃなくて、料理とくだらない文章を書くことと声優業だけなんですよね。これらは正解に辿りつきやすいし、細かいニュアンスの違いも、どういう理由でどう違うのかも瞬時に分かる。でも音楽の場合、正解は偶然にしか得られないんです。ただ、料理も音楽も、自分が作った物は本当に好きで。人には積極的に薦めないけど、自分の曲はもう本当によく聴きますね。音楽は特に万人の心を動かすような物をやってない、という意識はありますし。だから俺、ストリート・ミュージシャンというものが嫌いなんですよ。大体「心に響くいい歌」を歌ってる心構えでしょあいつら。“自分の歌は良い歌だから、聴いてさえくれれば分かってもらえるはず”というのが甚だ図々しいっちゅうか。もちろん、感性が似ている人には響くかもしれないけど、安易な方向で人を感動させることが何より恥だと思ってる俺みたいなものからすると、勝手に心に響かせようとしてんじゃねえぞ、ごく普通の感性のくせに! 誰が響くかバカ野郎! と憎悪の念に燃えますね。

ー感覚は人それぞれですもんね。

以前ドラマーのCHARGEEEEEE…さんにインタビューしたとき、“2000年代の愛知県岡崎市ではハードコア・パンクが流行っていて、岡崎市唯一のデパートの前の広場で日曜日の朝10時から夕方までハードコア・パンクのバンドが集まって無料で演奏してる”って話を聞いたことがあって。良い街だなぁ!!!って。

ーハードコア・パンクなら大丈夫なんですね(笑)。

その人たちは別に人の心に響かせようとしてないからOK。感動の質が安易じゃないもの、ノイズとかデス・メタルでも大丈夫です。そういう人たちがもっと増えてほしいな。でもそういう人たちは、自分が良いと思うものが決して一般的なものじゃないってよくわきまえているから、ストリートで無闇にやったりはしないんですよね。

ー確かに音楽をやると、必ずしも皆に受け入れられるわけじゃないという事実には直面しますよね。

それに現代では、もう音楽が“自己表現のために若者が選択するもっとも簡単に始められる物”じゃなくなってるのかもだし。ゲームが上手くプレイできるだけでお金が稼げる時代になってるじゃないですか。ゲーム実況だとか、世に出るための手法はかなり増えている。そんな中でも、自分が本当にやりたいことは音楽なので、売れようが売れまいが一生やり続けていこうとは思っています。

ロマンポルシェ。で売れるために青春パンクに挑むも失敗

ーロマンポルシェ。は構想に2年を費やしていますよね。そして、音楽に説教という要素をプラスした演奏スタイルは革新的だと感じます。

構想なんて、大したもんじゃないです(笑)。別に革新的な物をやろうと思って始めたわけでもないし、考えた物を、たまたま他の人がやっていなかっただけで。音楽の合間に喋って(説教して)たら、“あなたの説教面白いから、それをそのままコラムにして書きなさい”って言われて、結果的にそっちで食えるようになった。

ーアーティストとして一つの成功例だと感じます。

バンドなんてCDも売れてないし、これまでこれっぽっちも経済的には成功してないですよ。俺も売れようとしてうまくいかなかった経験がありまして。2003年にインディーズ・レーベルMUSICMINEの社長と会議して、“ロマンポルシェ。はね、売れることやった方が良いと思うんだよね!”って言われて。自分のやりたいことやって結果が出なかった後だったから、かなり開き直って“良いですよ、意向に沿って一丁売れることやってみますか!”と。それで“どうしましょうね! やっぱ売れるなら青春パンクじゃないですか?”とか話して。

ーそれは、驚きのミーティングですね。

“Hi-STANDARDの横山健さんに楽曲頼めないかなぁ”とか話して。でも当然通るわけもなく。売れるための手段としてお手伝いお願いできますか!ってメチャクチャ失礼な話だし。仕方なくレーベル・メイトのU.G.MANと青春パンクをやることになって、俺がそれ風のメロコアみたいな曲作って歌詞書いて。で、何故かそのお披露目が大阪の大会場でのライブで。

ーライブはいかがでしたか?

あれだけ覚悟して臨んだのに、いざ始まってみたら、自分で書いた歌詞が恥ずかしくて歌えないんですよ。自分で書いた歌詞の内容が恥ずかしいから適当にムニャムニャムニャっつって誤魔化しちゃって。青春パンクみたいな一般的な感傷を歌って人の心を癒そうとするのは、自分にとって何よりも恥なんだなって思い知ったんです。本気でそれを良いと思ってやってる人にも失礼だと、ライブで歌い始めてやっと分かって。結局その編成では1回しかライブしませんでした。もちろんリリースも無し。普通の青春を送ってきてもいないし、普通の青春にあこがれてすらいない自分には、青春パンクなんて扱えるわけがなかった。そこでいろいろと諦めがついて良かったんだと思います。

ーでも、いろいろと挑戦はしてきたということですよね。

まぁ、向いてないことはできないってことですね。自分の中から出てこないものをやろうとするのは無理。普通のROLAND TR-909のドラムと奇麗なメロディの4つ打ちの曲が頭に浮かぶことも俺にはないし、もしそんなのが思い浮かんでも、ステージに立つ者として「普通」ってのが一番恥だと思うんで、絶対にやんないですけど。そういうのやった方がウケるとわかってても無理なもんは無理。

ーありがたきアドバイスをいただきました。最後に、そんな掟さんがあったらいいなと考える楽器はありますか?

頭に電極を挿すと、自分の頭に思い浮かんだ音楽が思い浮かべた通りに曲になってくれソフトウェアが欲しいですね。Liveの機能、AUDIO to MIDIの脳みそ直結バージョンみたいな。出たらいいなぁ。俺、スウィート・ソウルとかも好きで、そういう曲も脳内の自作曲ストックには既にあるんですよ。

ー電極を介してスウィート・ソウルを作れるのは近未来的ですね。と言いつつ、YAMAHAのスタジオ用モニターNS-10Mや1995年発売のパソコンMICROSOFT Windows 95など、古き良き機材が一緒に並んでいるのは……

たまたま昨日、ブライアン・イーノがWindows 95の起動音をMacで作った話を聞いたからつい書いちゃっただけで、特に意味は無いです!

ーそうでしたか(笑)。あとこれなら両手が塞がらないので、ご飯作りながらでも音楽制作ができますね。

ジューク・トラック・メイカーのCRZKNY(読み:クレイジーケニー)は1日に10曲とか作るらしいんですけど、そういうすぐ曲できちゃう人ってうらやましいなぁって前から思っていて。俺は手先が不器用なんでできないから、脳から直につなげて曲を電気信号で送れるようなのがあればね。実現できてない音楽がたくさん仕上がる。

ーちなみに、この楽器の名前は何ですか?

ABLETON Live 20ですね。

掟ポルシェのあったら良いなこんな楽器:『ABLETON Live 20』

画:掟ポルシェ

(編註:現在発売されているABLETON Liveはバージョン11。掟さんの願いは、脳みそから脳波的な信号を送信し、Live上でそれら信号をパートごとに識別して曲を構成してくれるような機能が、Liveのバージョン20に実装されることだそう)

掟ポルシェ登場・発売記念イベント(トーク&サイン会)

【東京編】
<トーク配信あり/サイン本付き配信チケットあり>
日時:6月17日(金)19時開場、19時30分開演&配信スタート
会場:高円寺パンディット
会場観覧チケット:前売り2,000円/当日2,500円(ともにドリンク別)
配信チケット:配信視聴券2,000円/サイン入り書籍付き配信視聴券3,000円(送料込)
詳細:http://pundit.jp/events/5934/
※会場では、数量限定で掟ポルシェ特製「家カレー」も販売!

【北海道編】
日時:6月25日(日)14時開始
会場:留萌ブックセンターby三省堂書店
定員:100名限定
詳細:https://twitter.com/rumoibook0605/status/1531542415261065216?s=20&t=0v7WqYghFl4dyHz_414tSA
※掟ポルシェが故郷・留萌に凱旋します!

【大阪編】
<トーク配信あり/サイン本付き配信チケットあり>
日時:6月29日(水)18時開場、19時開演&配信スタート
会場:梅田 Lateral
会場観覧チケット:前売り2,300円/当日2,800円(ともに要1オーダー500円以上)
配信チケット:配信視聴券2,300円/サイン入り書籍付き配信視聴券4,100円
ゲスト:劇画狼
詳細:https://lateral-osaka.com/schedule/2022-06-29-4335/
※おふたりの楽しいトークをご期待ください!

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