plug+ by Rittor Music

自分らしく音楽を始める。

スタイル検索

ゼロから学ぶ

Text:Mizuki Sikano Photo(Studio):Chika Suzuki Photo(Live):cherry chill will

“人肉MPC”で世界中から注目を集めたビート・メイカーdoooo。彼がCreativeDrugStoreのDJで、BIMやin-dのバックDJを務めていることはヒップホップ・リスナーに知られているが、人肉アイテムや面白ホラー気質のMVなどから“なんか狂った怖い音楽家なのでは”という印象を抱いている人も少なくないだろう。その印象の真偽はさておき、彼の作る音楽は非常に“ドープ”で“繊細”。今回はdooooの自宅スタジオで、音楽遍歴を物語る9枚のヴァイナルと使用機材を通して音楽家像を紐解いていく。

dooooの自宅プライベート・スタジオを訪問

ープライベート・スタジオにお邪魔しています! dooooさんはここでDJや制作などをしているのですね。

doooo そうですね。制作で使っているノート・パソコン、これ10年前くらいのモデルなんですよね。ソフトが動かない場合はもう1つの新しいパソコンを使ってるのですが、自分で言うのもなんですが物持ち良い方でして……昔の物でも使えるものは今でも使ってる。今年で36歳なんですが、17歳のとき買ったTシャツを20年間取っておいたりもしています。ちなみにそのTシャツは、プリントも全部剥がれて生地も破れたり、ボロボロになってるんですけど。

機材とPCはこの配置が好きとのこと

ー今でも日常的に着ているとしたら、疑問しかないです(笑)。

doooo 皆にもあまりの古さにびっくりされることがあります(笑)。この前Diaspora Skateboardsというブランドとのコラボの宣伝動画を撮影したんですが、そこでホームレス役を演じるときに、衣装として使えました。ボロボロでも役に立つこともあるのだなと。

作業空間のデスク上はかなりシンプル。モニター用スピーカーはYAMAHA MSP3。シンセ/ボコーダーKORG MicroKorg XLが置かれている。DAWはNATIVE INSTRUMENTS Maschine
使用しているターンテーブルはTECHNICS SL-1200MK3とDJミキサーのPIONEER DJ DJM-S7

ーご自身でプロデュースしている“人肉MPC”もありますが、この中身の品番はAKAI MPC2000XLですか?

doooo そうですね。MPC2000XLは一番長く使っていた機材で、1stアルバム『PANIC』を制作したときに“オレってこういう人間なんだぜ!”とジャケットでも皆様にお伝えしたく、人肉MPCを作りました。自分らしいものって何だろうと思って、ホラーやSFの要素があるものが好きなので、人の肉でMPCを作ったら面白そうだし自分のことがより伝わりそうと思って。

犯罪的な見た目だが、もちろん本物の人肉ではなく特殊加工。触り心地は人肌のように柔らかい……

ー今までMPCはいろいろと使ってきたんですか?

doooo AKAI MPC2000と、少しだけMPC3000を使ってました。最初のサンプラーは高校卒業してすぐ19歳のころに買ったROLAND SP-404なんですよ。そしたらMPC2000XLを持っていた友達が“SP-404を使ってみたいから交換しよう”って言い出して。それで交換したんですけど、割と買ってすぐだったSP-404がその友達のヤニで変色して帰ってきました(笑)。でもそのときにMPC2000XLを使ってみたら良かったので、その後中古品を購入したんです。

チャッキーに見守られながら人肉MPCを叩くdoooo。なんか、指すごい!

ーでは、SP-404が初めて購入した機材?

doooo いや、一番最初に買った機材は高校卒業したときで、5,000円で買った中古のアナログ・ターンテーブルです。DJになりたくて。兄ちゃんがターン・テーブルを持っていてうらやましかったんですよ。でも僕が買ったのはめっちゃぼろくて、電源入れるとターン・テーブルが勝手に回り出したり、回転のスピードが不安定だったり。しばらくはその挙動が不安定なターン・テーブルで遊んでました。

ROLAND SP-404。「少し変色しているのは高校時代の友人のヤニによるもの」とのこと

ー最初にターン・テーブルを手にしたとき、とりあえず友達を呼んで家でクラブごっこみたいなこととかやりますよね。

doooo 楽しいですよね。DJやってるとそれだけであっという間に1日が終わっちゃう。岩手には結構レコード屋さんがあって、DISKNOTE 盛岡店とか、Jazzy Sportとか。レコード屋さんはよく行ってました。

ー高校のころは?

doooo DJ、楽曲制作に関する機材は特に持っていない時期で、TSUTAYAとかでCDをレンタルすることが多かったですね。それをMDにダビングしたりとか。それで自分でコンピを作って同級生にたくさん聴かせてました。

ー別のインタビューを拝見した際に“最初から好きになった音楽はヒップホップだった”と話されてましたが、なぜヒップホップを好きに?

doooo オリコンに入っているような曲以外で、初めて好きになったのがヒップホップだったんですよね。理由はお兄ちゃんがよくヒップホップを家で流してたからなんですけど。アイス・キューブの「You Can Do It」を繰り返し流してたんですよ。イントロが特徴的で、終わる度にまたこの曲かと思うんですけど、それが格好良かった。

ーほぼ、洗脳ですね。

doooo その後、高校の途中ぐらいからソウルとかファンクとか、ヒップホップのビートに使われるような音楽も聴くようになりました。テレビのBGMでビギー(ザ・ノトーリアス・B.I.G.)も楽曲に使用したボビー・コールドウェルの曲が流れてきたんですよ。それで1970〜80年代の音楽が好きになって、ソウルだけのミックスCDも作って周りに配るようになったり。岩手時代によく行っていた盛岡のDJ BAR DAIで、ジャンルを問わず良い音楽が流れるイベントが多く開催されていて。そこでテクノとかダンス・ミュージックとかいろいろなものをごちゃ混ぜで聴くようになった。なので大学のころは、あまりDJでヒップホップを流してなかったと思います。

dooooはザ・ノトーリアス・B.I.G.『Ready To Die』を手にしながら一言「ジャケも可愛いしなぁ」

ーdooooさんのインスト・アルバム『HYDRA』の静ひつ感はテクノの影響もあるのかなと思ってました。

doooo そうかもしれないですね。影響はかなり大きいと思っていて、ジャンル限らずですが暴力的な音とか冷たい音はすごく好きです。岩手で通っていたレコード屋さんが、あらゆるジャンルのレコードを取り扱っていたので、偏りなく良い音楽を聴くことができました。

ーヒップホップ・レコード専門店に通っていたらこうならなかったかもしれないですね。

doooo そうですね。あと岩手は人が少なかったのでレコードの試聴に枚数制限がなくて、大量に試聴できたのは大きいです。狭い街だから店員さんとクラブで会ったりして顔見知りにもなるから、それでレコードもいろいろとお薦めしていただき、たくさんの良い音楽に触れることができたと思います。

dooooがハマったレコード遍歴(9枚)

ーレコードをたくさんお持ちですが、これまでdooooさんが好きでハマっていった音の質感の遍歴をレコードで教えていただけますか?

doooo それ楽しそうですね! でも難しいです……どれにしようかな……選んでみます。

左上からハマっていった音楽が並ぶ。一番上が初期で①ドクター・ドレー『2001』、②ディアンジェロ『VooDoo』、③ファンカデリック『Maggot Brain』、二段目左から④The Walter Wanderley Trio『Cheganca』、⑤KOJI 1200『the 1200 inch.』、⑥Rekid『Made In Menorca』、3段目左から⑦マッドヴィレイン『MADVILLAINY』、⑧TABOO1 FEAT. 志人 PROD.DJ KENSEI『FORBIDDEN PLANET』、⑨ハービー・ハンコック『Dedication』と好みが変化したとのこと

ドクター・ドレー『2001』でクリアさと迫力に圧倒される

doooo ドクター・ドレー『2001』は中学生のころ出会って、そのときヒップホップといえばこれって思って感じで聴いていたアルバムですね。ドレーがプロデュースしているエミネムや50セント、アイス・キューブ、N.W.Aもよく聴いていました。シンプルに作るビートが格好良いです。特に『2001』は一個一個の音色や鳴りも格好良くて、何の予備知識無く聴いてもすごいなと思いました。ビートを作り始めてからは“このクリアさと迫力どう表現するんだろう”って再現しようともして、自分なりにミキサーのEQをいじって研究してみたり、電源プラグやケーブルを見直してかっこいい鳴りにするにはどうすれば良いかと試行錯誤した記憶があります。

ディアンジェロを聴いてカッコいい大人になったと錯覚

ーディアンジェロ『VooDoo』も名盤ですね。

doooo 中学生のときにレンタルCD屋さんでディアンジェロには出会ってたのですが、試聴してもピンと来なくて中々聴くことがありませんでした。その後18歳のときにDJ BAR DAIの方に“お前まずはこれ聴いてみろ”ってメモを渡されて、そこに「D’Angelo – Brown Sugar、Erykah Badu – Mama’s Gun…」と書いてあって、また聴いたらめちゃくちゃカッコいいじゃん!となり。『VooDoo』も繰り返し聴くようになりました。

ー渋くて、苦くて、エロいですよね。

doooo 聴いたら自分も渋くて格好良い大人になったと錯覚しますね(笑)。落ち着いてるけど重厚さがあって、洗練された雰囲気がある。温かいのに冷たさもズドンと来るなと。今まで聴いたことのないサウンドで、すごく格好良いなと思いました。当時はレコードも汚れてる方が格好良いと思うようになって、わざと汚したりしてました。あらゆる面で渋さを履き違えてましたね(笑)。

ユーモアと渋さに衝撃を受けたファンカデリック

ーファンカデリック『Maggot Brain』はヒップホップとはまた違った方向性の一枚で。

doooo 岩手の先輩方がこぞって“このアルバムは絶対聴いとけ”と言っていて、渋谷のディスクユニオンで見つけて即購入しました。渋くて黒い(編註:ブラック・ミュージック然とした)雰囲気にユーモアな要素も突っ込んだ作りになっていて、インパクト大のジャケットも相まって、魅力的だったので繰り返し聴いていましたね。今僕は音楽でもそれ以外のものでも、“カッコいいだけでなくユーモアもあるモノを作りたい”って思ってますが、そういう思いが芽生えたきっかけの一枚だと思います。

普段の生活からDJまで、身近にあるThe Walter Wanderley Trio

ーThe Walter Wanderley Trio『Cheganca』は?

doooo これは大学時代で、当時移動中の車や家では落ち着いた音楽を聴く方が圧倒的に多かったんです。作っていたミックスCDやDJでもいつも“自分が楽しんでいる空気感を出したい”と思っていたので、The Walter Wanderley Trioはしつこいぐらい選んで入れていました。

このころが曲作りを始めたばかりのときなのですが、当時のビートを聴くとベースが全然入ってなくて、ものすごい違和感を感じるんです。でも当時はそのくらいのテンションが好きだったのかなと思います。サンプリングしたフレーズのベースをEQで切ってる曲もあったので、単純にどう自分の音楽を作れば良いのか分からないというのもあったかもしれないです。当時はKORG MicroKorg、MPC2000XLでビートを作ってたのですが、フィールド・レコーディングとかもやっていろいろな音を収集してましたね。素材のテンポを変えてメロディを作ったり。ひたすらMPCにいろいろな音を入れて遊んでて、幅広く、いろいろな音を聴いていたと思います。僕のインスト・アルバム『HYDRA』という作品があるのですが、これはこのときと同じようなことをやって、できたアルバムです。

好きなモノが全部詰まってるテイ・トウワの音楽

ーKOJI 1200『the 1200 inch.』のプロデュースはテイ・トウワですね。勝手にdooooさんはテイさんがお好きなのではないかと思っていました。

doooo テイ・トウワさんの曲は本当に好きです。ちょうど今、明日のDJでかける曲を選んでいて、「APPLE (with RINGO SHEENA)」も選曲してました。

ーサンプリングで美しい空間をデザインする方ですよね。

doooo いろいろなジャンルの音楽を聴き始めた中でテイ・トウワさんの音楽に出会って、“好きなモノが全部詰まってる”と感じました。メロディも音色もグルーブもとにかく格好良くて衝撃を受けました。一発でこの人の曲だって分かる音楽が好きなので、そのような意味でも大好きです。

ダンス・ミュージックを作る中で出会ったRekid

ーRekid『Made In Menorca』を聴いていると、FM音源をおかしくしたような変なデジタルっぽい音がしますね。

doooo このアルバムを聴いていたのは、インストのダンス・ミュージックをたくさん作っていた時期ですね。

ーヒップホップはどれだけ核の方へ下に深く潜った音を作れるかみたいな挑戦をするけど、テクノやハウスって宇宙方向というかどれだけ上に上がっていけるかみたいな音選び、作りをする気がして、マインドが違う気がします。dooooさんの音楽には楽曲ごとに両方を感じることが多いです。

doooo そこまで細かいことあんまり考えてなくて、どのジャンルも好きなので自然と要素が混ざってしまうのかもしれないです。最近は使わないけど、以前は宇宙感のある音なんかかも結構使ってたんですよ。結構作ってしまってたので、自分の中でほかのことやりたいなと思い、それ以降露骨には使わないようになりました。でも今でも目立たないように潜ませてみたりはしてます。

CreativeDrugStoreとの出会いとマッドヴィレイン

ーマッドヴィレイン『MADVILLAINY』は?

doooo 上京してからCDS(CreativeDrugStore)の皆やラッパーの友達とも出会って、自然とヒップホップを聴く時間も多くなり、作るビートもヒップホップが増えていったんです。ちなみにCDSの皆とは僕がSoundcloudにアップロードしていた「Yellow Cocktail」というDJミックスをBIMが聴いてくれたことがキッカケで出会ったんですけど。BIMの住んでいるところが近所だったのですぐ会うことになって、そのときにMPC2000XLでビートを作ったら“これでラップしたい”って言ってくれたんです。そのときはTHE OTOGIBANASHI’S「Pool」という曲のMVを作ってると言ってて、それを遊びながら見せてもらったりもしたのを覚えています。そんな中で日本のヒップホップ・アーティストのCDをBIMがドッサリ貸してくれたりもして、ヒップホップに触れる時間が一気に増えた感じです。それであらためて、自分が好きで聴いていたアルバムを聴いたらやっぱりめちゃくちゃ良いなと思い、マッドヴィレインやヒップホップもまたたくさん聴くようになったんです。家の奥に仕舞っていた宝物を見付けたようなうれしい気持ちでしたね。

ー新たに気付いたヒップホップの魅力はありましたか?

doooo ワンループの良さに気付きました。1小節や2小節だけのループの中毒性好きです。

ーサンプリング・ループって平面的になりがちですが、dooooさんの音は立体的な感じで工夫されてますね。

doooo 確かにワンループ好きながらも、最初は“そればっかは嫌だ”ってタイプではありました。THE OTOGIBANASHI’Sのときはその立体感からは離れて、あえてヒップホップらしいワンループで平面的なサウンドを作ろうとしたんです。それでもやっぱり各音を細かく調整していて、タイミングをずらして鳴らしたり工夫はします。だからDJではかけにくくなるんですけどね。曲作り始めたてのときは、コード+MPCのビート+サンプルの3つだけで音楽を作ってきたんですけど、それと同じことをもう一度やった感じで。でもこの原点回帰は、『PANIC』と『COLORFUL』の制作に通じると思います。

おじいちゃんになっても聴くだろう「禁断の惑星」

ーここに来て和モノのヒップホップですね。

doooo この一枚に自分の尊敬する物が詰まっているし、おじいちゃんになっても聴ける。「禁断の惑星」は今でもすごい頻度でDJでかけてる曲です。俺が長い間感じてるヒップホップの格好良さってコレだよねと思わせてくれます。中学時代にハマったラッパ我リヤさんの「ヤバスギルスキル PART II」が禁断の惑星も手掛けているDJ KENSEIさんのビートだって後から気付いて。“あ、僕ずっとKENSEIさん好きなんだな”って思いました。

普段の生活、DJ、楽曲制作でインスピレーションを与えてくれるハービー・ハンコック

doooo 普段音楽を聴くこと、DJでかけること、楽曲制作、の3つの目的のどれでも同じ温度感で僕はレコードを楽しんでいるのですが、ハービー・ハンコックの作品に触れていると特にそれを実感します。ほかのアーティストでももちろん思うのですが、特に岩手時代から付き合いのある友だちに“dooooめっちゃハービー・ハンコックが好きだよね”と言われることが多いので(笑)。聴くシーンが変わっても多様な楽しみ方ができる音楽ってすごいと思います。

ー多くのブラック・ミュージックやクラブ・ミュージックに影響を受けてきたことが一目瞭然なラインナップですね。

doooo そうかもしれないですね。分け隔てなく良い音楽と出会えるレコード屋さんやクラブ・バーで遊んでいたのが大きいと思います。今は、今まで聴いてきたさまざまな音楽を、ヒップホップの範疇に収めたいって気持ちで制作していますね。ハウスやテクノで聴くようなアタックの速いキックとかを使っても、テンポを80BPMで鳴らせばヒップホップになることもある。

ー楽曲のために多様な素材をお持ちなのでしょうか。

doooo 新しく買ったりはしていないんですが、今までサンプリングしたものがたくさんあります。例えば『PANIC』の中の曲「doootron」のスネアは、高校生のころ岩手のハードオフで購入した効果音しか入っていない7インチ・レコードがあるんですけど、その中の何かを早回ししてスネアにしたと思います。確か弓矢の音とか、そのほかにも枝を折る音だったりを選んで、スネアだけで10個くらいの音を重ねて作るんです。キックもそのままの音を使うのは嫌だから、布団を殴った鈍い音を重ねて音像を作ってみたりしました。

ー「doootron」や「Heiyuu」ではアグレッシブなシンセがいろいろと聴けますね。

doooo ギュルギュル回転してるような音とか、ピューンってサウンドは、小型アナログ・シンセのKORG Monotron Delayで作ってますね。

KORG Monotron Delay

ーエフェクトとかは?

doooo NATIVE INSTRUMENTS Maschineに最初から入ってるエフェクトを使っています。リバーブはSP-404内蔵のものを使っています。

ーMPC 2000XLで鳴らしている音とか、ものすごく作り込まれた音だと感じるのですが、あれはどうやって作りましたか?

doooo 細かくは思い出せないのですが、Maschineで調整してからまたMPCに戻すのを繰り返してみたり、SP-404やKORG Kaoss Padのエフェクトを使って加工したと思います。

ー時間をかけてハードを行き来させているからなのか、“3日後のカレーが美味い的な音がしています。

doooo 確かに(笑)。それを狙ったものもありますが、元の音のデータも無いしいろいろといじっているうちに、めちゃ良い感じになったみたいな音もあります。そういう方が個人的には好きです。

ーではdooooさんみたいな深みのある音を作りたいって思ったら、まずは一旦SP-404を買ってリバーブを深めにかけて、DAWとサンプラーの間で何度も何度も素材を行き来させてみます!

doooo お勧めです(笑)。心構えとしてですが、“この機能普段使わないぞ”っていう機能を、あえて勢いで使ってみるのも音楽制作においては面白いと思います。

dooooがあったら良いと思う音楽機材

ーdooooさんは“人肉MPC”という素敵な楽器を既にプロデュースされていますが、それとは別であったら良いなと思う機材とかあったりしますか?

doooo ファンタジー感なくマジで欲しいものを描いちゃったのですが、AKAI MPC2000XL miniがあったらうれしいなと思いました! ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータや、ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンと同じノリで、機能をそのままに持ち運びながら演奏できるMPCがあったら最高だなと思います。

続きは、次のページ

1 2

NEW

この記事をシェアする

  • LINE
  • twitter
  • facebook

注目記事

新着記事

注目記事