構成&編集:plug+編集部
「楽譜のリズムを読む」ためのビギナー向けのWEB基礎講義。リズムって難しいというみんなさんに、書籍『できるゼロからはじめる楽譜&リズムの読み方 超入門』(リットーミュージック)で、“覚えやすい!”と好評を得ている、「ラーメン」「カロリー」「カレー」・・・の学習法を解説します。音声ボタンも掲載したので、一緒に口付さみながら覚えてみましょう!
◎こんな人にオススメ
- ●五線譜のドレミ(=タテ)は分かるが、リズム(=ヨコ)の読みに自信がない人
- ●タブ譜は読めるが、リズムの読み方に自信がないギタリスト/ベーシスト
※本企画は、書籍『できる ゼロからはじめる楽譜&リズムの読み方 超入門』(※下部参照)から一部抜粋し、再編集しています。興味を持った人は、ページ下部の関連書籍紹介から書籍を入手してみてください。
目次
リズムの読み方〜譜面を読む基礎知識(拍と拍子)
楽譜には、主に音の「高さ」と「長さ」が記されています。ここでは音の「高さ」を理解する前に、まずは音の「長さ」について説明しましょう。最初に音の長さの基準となる「拍」について説明していきます。
一定の間隔・タイミングの刻みが「拍」です
拍を英語で言うと「ビート」です。「規則的に感じられるタイミング」と表現すればよいでしょうか。例えば、英語のビートには「心拍」の意味もあります。健康である心臓の鼓動は、一定の間隔で「ドクン・ドクン・ドクン……」となりますよね。この「ドクン」が連続するタイミングが「拍」です。
拍をひと「固まりにまとめたもの」が「拍子」です
次に「拍子」のとらえ方について考えていきましょう。「拍」を何個かでグループに区切って、ひと固まりとして感じられるものが「拍子」です。
一定の間隔で刻まれる「拍」に、「よっ」「こら」……というかけ声をつけて、それを繰り返してみると、2つの拍子をひとつのグループとして感じられます。それが「2拍子」です。
次に「よっこら・しょ」……というかけ声をつけて、それを繰り返すと、3つの拍子をひとつのグループとして感じることができます。それが「3拍子」です。
「よっこら・しょ・っと」……というかけ声をつけて、それを繰り返すと、4つの拍子をひとつのグループとして感じることができます。それが「4拍子」です。
拍子のグループに分けて規則的に繰り返すと、グループの最初の拍に重さやスタートのニュアンスを感じられますが、これを「強拍」と呼びます。上記の例で言うと、「よっ(◎)」にあたる拍が「強拍」です。それ以外の日は「弱拍」と呼ばれます。
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