構成&編集:plug+編集部
※本企画は、書籍『できる ゼロからはじめる楽譜&リズムの読み方 超入門』から一部抜粋し、再編集しています。興味を持った人は、ページ下部の関連書籍紹介(※下部参照)から書籍を入手してみてください。
目次
リズムを読む〜付点音符を理解する
一拍の4分音符()となり、さらに8分音符など、音符の長さによって拍の呼び方の種類あります。以下は基本となる拍です。
《拍と音符の関係》
一拍(いっぱく) = 4分音符
半拍(はんぱく) = 8分音符
1/4拍(よんぶんのいっぱく) = 16分音符
その基本の音符の長さを少しだけ延長して使うことがあります。ここでは、そのパターンを覚えましょう。
半分の長さが追加されるのが「付点音符」です。
半分の長さが追加されるのが「付点音符」です。
玉のすぐ「右側」に「点」がつけられた音符は、基本の長さの5割増し、つまり1.5倍の長さになります。1.5倍は、他の表現に言い換えると「基本の長さ+その半分の長さ」ということです。
例えば
「付点2分音符」は、2+1=3拍
「付点4分音符」は、1+0.5=1.5拍
「付点8分音符」は、0.5+0.25=0.75拍(3/4拍)となります。
リズムを読む〜タイを理解する
付点音符(休符)の他にも、音符の長さを延長するための書き方があります。それが「タイ」です。ここでは、その方法も覚えておきましょう。
2つの音の長さを繋ぐには「タイ」を使います
ちなみに「タイ」は音符の玉と玉を繋ぐものなので、休符では「タイ」は使われません。「付点音符で書く時」と「タイで書く時」との区別は、主に次のパターンです。
①の上段のように付点で書ける箇所はなるべく付点で書きますが、小節をまたぐ箇所はタイでしか書けません。②の場合は、譜例下段のようにタイを用いて2拍のまとまりや1拍のまとまりで音符を組み合わせたほうが、断然読みやすいです。このように、本来の小節線ではない仮の小節線があるように感じることがポイントです。
【練習①】付点音符とタイの音符を読んでみよう!
手やメトロノームで拍をカウントしながら、「ター」「夕」で歌う、あるいは楽器で音を鳴らしてみましょう
テンポ♪=60のパターン(上)と、テンポ♪=120のパターン(下)で、テンポと拍の感覚を感じてみましょう。
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