1)ベースのチューニング方法
ベースを手に入れたら、すぐにでも弾いてみたいもの。
だけど、ベースはチューニングといって、まず弦を調律することをしなければ、
弾くことができません。では、早速チューニングのやり方を解説していきましょう。
チューニングとは?
ベースを弾く前に4本の弦を規定の音に合わせる必要があります。これをチューニングといいます。歌に例えると、どんなにいい声をしていても音程が外れていると、聴き苦しい歌になってしまいますよね? それと同じように、ベースがどんなにうまく弾けていても、音程が外れていてはまったくダメな演奏に聴こえてしまいます。それを避けるために、4本の弦の音程をしっかりと合わせなければいけません。
5フレットの音を使ってチューニング
ちなみに各弦の開放弦と、1本低い弦の5フレットを押さえた音というのは(例:3弦開放の音と4弦5フレットを押さえた音)、同じ音程になっています。その法則を使い、1本の弦のチューニングを合わせて、その音と1本低い弦の5フレットを押さえた音を合わせていくチューニング方法もあります。その場合はまず3弦のチューニングを合わせ、そこからほかの弦のチューニングを合わせることが基本となります。チューナーが手元にない場合は、このようなやり方でチューニングを行ないましょう。
チューニングしてみよう
❶ボリュームを0にしシールドを接続
ベース本体のボリュームを0にし、ベースとチューナーをシールドで繋ぎましょう。そしてチューナーの電源を入れ、ベースのボリュームを上げましょう。
❷4弦を弾きEに合わせる
まずは一番太い弦(4弦)を弾いてみましょう。音に反応するとチューナーの針が振れます。4弦の音であるEにランプが点くように合わせましょう。
❸針を確認
Eになったら、今度は針を見ていきます。メーターの針が左に振れていたらそれはEでもまだ音程が低いということです。また、右に振れていたら、それは音程が高いということになります。
❹音が低かったらペグを巻く
音程が低かった場合は、4弦が巻かれているペグを締める方向に回します。
❺音が高かった場合は一度緩める
高かった場合はペグを緩めて合わせるのではなく、一度低い状態にしてから、ペグを締める方向で合わせましょう。
❻針が中心に来たらチューニング完了
針が中心の0に合ったら4弦のチューニング完了です。
❼音が高かった場合は一度緩める
同様に➀~➅の行程を1~3弦で行ないます。すべての弦のチューニングが合うまで、➀~➅をくり返しましょう。これでチューニングは終了です。
より幅広い知識を得たい方は、ぜひ本書をごらんください。