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Text:plug+(ぷらぷら)編集部

じん

【Profile】作曲家/作詞家/小説家/脚本家。2011年からニコニコ動画にて、マルチ・メディア・コンテンツ『カゲロウプロジェクト』を始動。音楽活動のほかにも、漫画やアニメの脚本を手掛けるなど、型にはまらないマルチな活動を行う。

●楽曲制作のときに、あなたはヘッドホン派? それともイヤホン派?
 以前はヘッドホン派だったのですが、今はすっかりイヤホン派です。今までは作曲、編曲、弾き語りなど、シチュエーションごとにヘッドホンを使い分けてきましたが、長時間着用すると耳が痛くなったり、首や肩が凝ったりするので困っていました。そういう理由もあり、最近はイヤホンを使うようになりました。ハマるものが見つかるまで大変でした。

●実際に使用しているヘッドホン/イヤホン&選んだ理由
 FINAL A5000です。イヤホンはヘッドホンに比べてピーキーな音がする印象を持っていたのですが、A5000を試してびっくりしました。レンジがめちゃくちゃ広くて、音のレスポンスも良い。分離感も良く、くっきり派手に聴こえるのに、耳に痛くない。その上で全然ピーキーじゃないので、どんな曲を聴いても没入感がすごい。フレーズや歌詞を考えるときには、特に助けてもらっています。最高の相棒です。

じんが実際に使っているイヤホン:FINAL A5000

ツミキ

【Profile】2017年にボカロPとしての活動をスタート。2021年に発表した楽曲「フォニイ」がスマッシュ・ヒットを記録する。みきまりあ(ぷらそにか)とのユニット『NOMELON NOLEMON』としても活動し、2023年にはバンド『Aooo』にてドラムを担当している。

●楽曲制作のときに、あなたはヘッドホン派? それともイヤホン派?
 今はヘッドホン派です。感覚的な話にはなるのですが、僕は楽曲制作で“耳の内側”と“耳の外側”で鳴っている音を分けて考えて、それらの音にメリハリが付いているかを意識して音作りをすることが多いです。物理的に耳の内側で鳴るイヤホンではどうしても耳の外側の音を意識しづらいので、ヘッドホンを選んで使っています。昔はAPPLE iPhone付属のイヤホンでも制作をしていました。ミックス/マスタリングの最終確認や、肩の力を抜いてデモを作る際は、ワイヤレス・イヤホンを使用することが多いです。

●実際に使用しているヘッドホン/イヤホン&選んだ理由
 AUDEZE MM-500と、SONY MDR-Z1000です。
 MM-500は、プライベート・スタジオで使用しているメインのヘッドホンです。 日本で発売されてすぐにいつもお世話になっているお店に試聴しに行き、即決で購入しました。ほかのヘッドホンよりも左右に広いスペースを感じる印象で、実音も、空間系エフェクトなどで広げたサウンドなども、音全体の表情がくっきり見えます。僕はヘッドホン・アンプで低音の視認性を少し上げて使用しています。
 MDR-Z1000は、自宅作業用のヘッドホンです。とにかく疲れないヘッドホンで、長時間作業をするときや、仕事終わりで疲れているときに重宝しています。 同じSONYでよく見るMDR-CD900STよりも、音が砂状というか、きらきら、さらさらと細かく音が鳴るイメージです。

ツミキが実際に使用しているヘッドホン:
SONY MDR-Z1000
ヘッドホン:AUDEZE MM-500
ヘッドホンアンプ:BENCHMARK HPA4

てにをは

【Profile】ミュージシャン。代表曲に「女学生探偵シリーズ」「ヴィラン」、Adoへの提供曲「ギラギラ」などがある。 また、作家として執筆活動も行っている。

歌い手Adoの前世小説
「アドロイド」
発売日:2024年4月1日
著:てにをは
画:宇佐崎 しろ
©︎teniwoha, Shiro Usazaki, Universal Music 2024

●楽曲制作のときに、あなたはヘッドホン派? それともイヤホン派?
 それぞれに自分なりの用途があり、どちらも好きです。とは言っても、楽曲制作の“作業中”に使っているのはヘッドホンのみで、イヤホンは音源を最終確認するときに活躍します。洗濯物の最中とか、外に出ているときとか、そういった日常生活的なシチュエーションの中でイヤホンを使い音を確認することが多いです。その際はAPPLE AirPodsなど、わりと一般的な物を使っています。

●実際に使用しているヘッドホン/イヤホン&選んだ理由
 ヘッドホンは、AKGK712 Proです。装着し続けても疲れない物を探した結果、開放型に辿り着きました。包まれている感じが単純に心地良いです。よく“お洒落は我慢”とは言いますが、“音楽制作中になにかを我慢するのは嫌だなぁ”という僕のような人間にとっては、音と同じくらい装着感も大事です。以前はSONY MDR-CD900STと使い分けていましたが、最近はもっぱらこのAKG K712 Proがメインです。

てにをはが実際に使用しているヘッドホン:AKG K712 Pro

ぬゆりLanndo

【Profile】2012年よりボカロPとして活動開始。楽曲「フラジール」や「ロウワー」を手掛け、ずっと真夜中でいいのに。の楽曲「秒針を噛む」の作曲(共作)/アレンジを担当。ソロ・プロジェクトLanndo』としても活動中。

Digital Single
「ブリングミー」
発売日:2024年2月26日

●楽曲制作のときに、あなたはヘッドホン派? それともイヤホン派?
 ヘッドホン派です。定位が分かりやすいからです。イヤホンは音が近過ぎてなんだかよく分からなくなってしまうことと、イヤホンで曲を作ることに慣れておらずあとで曲を聴き返したときに大変なことになっていることが多いので、楽曲制作で使うことはほとんど無いです。外出時など、作曲に関係のないときにはイヤホンも使います。

●実際に使用しているヘッドホン/イヤホン&選んだ理由
 FOCALClear MG Proです。値段が高過ぎて面白かったので買いました。また、お仕事でお邪魔させていただいたスタジオにこのヘッドホンが置いてあって、“良いやつなんだ……!”と思って気になってもいました。試聴せずに通販で購入したのですが、結果的に好きな音だったので良かったです。低音がスピーカーで聴いているようなリッチな感じで聴いていてテンションが上がり楽しいです。特に自分の曲より人の曲を聴くのが楽しいです。

ぬゆりが実際に使用しているヘッドホン:FOCAL Clear MG Pro

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