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テキスト:夏吉ゆうこ(Arika)

声優として活動し実績を重ねる、夏吉ゆうこさん。ギタリスト・作曲家としてさまざまなプロダクションを行う、大和(やまと)さん。多様なバックグラウンドを持つ二人がアーティスト表現として作品を作る音楽ユニット「Arika」。plug+では二人の音楽制作の現場をプロダクション・ノートとしてお届けします。(plug+編集部)


Arikaのボーカル、作詞担当 夏吉ゆうこです!

みなさんはレコーディング好きですか?

私はレコーディング好きです。

前回までは作詞のことを書いてきましたが、せっかくボーカルを担当しているのでそちらのお話もしていきたい気持ちです!お付き合いお願いします。

まず普段の雰囲気なんですが…

私がアニメ作品などでレコーディングする時は、すでに出来上がった神曲に、素材として歌声を提供しにいくぜ!という感じなんですね。

神の与えたもうた曲に最高の仮歌が乗っかっている資料を頂き、はい!歌ってください!というような。

時に頂いた音源を聴くと「もう完成しとるやないかい」と思うのですが、私が改めて歌うことでキャラクターのエキスを足しにいけると思えばさらにやる気も上がるぜ!

とはいえ、私はいわゆるキャラ声を意識して歌うことが少ない方でして…
というのも、大体事前オーダーで「キャラクターをあまり気にせず本気(マジ)でやってください」と言われがちです。

私個人のスキルに期待してくださってる!というところではうれしみしかありませんが、少し寂しさもあり…そんな2022、秋。

Arikaのボーカル・レコーディング風景

話変わるけどいい?

Arikaのレコーディングはやっぱり、曲を作る段階から携わっているので新鮮です。

大体の歌詞が上がった段階でプリプロという仮レコーディングがあり、そこで何度か、つるつる〜っと歌いながら「歌い方の方向性の確認」や「ここでこんなフェイク入れたい」とか、「メロとか歌詞変えて歌ってみよう」とかの作業をします。

なんとそこで「マイクのセレクト」という工程もあります。普段のお仕事のレコーディングでは、だいたい設置してくださってるマイクでそのままやるのですが、

Arikaのレコーディングで初めて曲と歌い方に合ったマイク選びの作業を目の当たりにしたため、露骨にウキウキしました。

ちゃんとどんなマイクを使ったかメモしたはずなのですがウキウキしすぎて失くしました。すみません。(※「暁光」レコーディング時はNEUMANN TLM67を使用しました by大和)

そこから日を空けて本番…という流れなのですが。

ただいまEP4曲目の本番レコーディングを直近に控えておりまして…ここから先はそちらをプラグプラスさんに実際に見守ってレポして頂く予定でございます。乞うご期待!!!!

余談ですが、Arikaのレコーディング直前や作詞中、だいたいオムライス食べていることに気がつきました。余談でした。


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