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ゼロから学ぶ

テキスト:西本勲 動画制作:plug+編集部
取材&撮影協力:島村楽器 千葉店

さあ、いよいよ楽器屋さんを訪れる日がやってきました。今まで全く行ったことのない場所で、不安や緊張があるかもしれませんが、前回も書いたように、せっかく足を運ぶのですから、お店で過ごす時間は有効に使いたいもの。

以下に紹介するいくつかのポイントを押さえておけば、きっと大丈夫です。なお、ここでは第1回で説明した「総合楽器店」を前提に話を進めますが、「専門店」でも基本的なことは変わりません。

欲しい楽器に辿り着くための、最初の大きなステップ

まず店内を一回りして、どこに何があるかをチェック

たくさんの楽器を目の前にして、どんな気分でしょうか? まず最初に、このお店ではどんな楽器を扱っているのか、全体像を掴みましょう。欲しい楽器は置いてあるか、他には何があるのかなどを、なんとなく確認しながら店内を回ります。初めて楽器屋さんに入って緊張していた気持ちも、少しずつ落ち着いてくるかもしれません。店員さんと目が合ったら、軽く会釈を返せるくらいの余裕を持てれば申し分無しです。

楽器店のフロアマップ(島村楽器千葉店の場合)

自分が見たい楽器があるコーナーへ

店内は楽器の種類別にコーナーが分かれています。全体像が分かったら、見たい楽器がある売り場に再び向かいましょう。初心者向けの楽器の場合、「初心者にオススメ」といったPOPが貼られていることも多いですし、買い求めやすい価格であるかどうかも値札でチェックすることができます。

また、似たような種類の楽器はまとめて置かれており、比較しやすいようになっています。「最初はこれが良いと思っていたけど、あっちも良さそうだな……」といった発見があるのも、楽器屋さんで現物を見る醍醐味の1つです。

楽器をゆっくり見られる時間帯は?

お店が一番空いているのは、ズバリ開店直後です。何かはっきりした目的があってそのタイミングに来店する人を除けば、お客さんはほとんどいません。見たい売り場を好きなだけ、じっくり見ることができます。あまりにもお客さんが少ないとかえって落ち着かない、という人は、1~2時間後くらいを狙ってみましょう。夕方~閉店までの時間帯は、学校や仕事帰りの人でお店も混んできます。最初にお店の様子を見るだけなら、あえて夕方を狙うのも良いかもしれません。

店員さんに話しかけられたら……

お店にもよりますが、第1回で書いたように、基本的に店員さんの方からやたらと話しかけてくることはありません。店員さん自身も「お客さんに気持ち良く過ごしてもらう」ことを前提に、気を配っています。

それでも、立ち止まって商品を眺めていれば、店員さんから「何かお探しですか?」と声をかけられることはあります。緊張のあまり「見ているだけなので大丈夫です」などと断ってしまいがちですが、ここは思い切って、楽器屋さんに来るのが初めてであることを伝えてみてください。そして、気になっている楽器があればそれも伝えましょう。店員さんは優しく対応してくれますし、豊富な知識から“教えてもらってよかった”と思える情報も提供してくれるはずです。

こちらから店員さんに話しかけたいときは?

尋ねたい内容が決まっているのであれば、積極的にこちらから店員さんに話しかけましょう。たまたま他のお客さんの接客中であったり、急ぎの用事があったとしても「少々お待ちください」「係の者がすぐに伺いますね」と丁寧に対応してくれるはずです。(そして何を伝えるか~~~は無くてよいと思います)

初めてだからといって恥ずかしがらず、知らないことや分からないことは正直に伝えましょう。初対面の人と話すのが苦手な人も、楽器という共通の話題があることで、思った以上に話が弾むかもしれません。そのうち緊張もほぐれてきて、店員さんと打ち解けてくればしめたもの。詳しくは次回で説明しますが、店員さんとのコミュニケーションは、欲しい楽器に辿り着くためにとても大事なことなのです。

取材&撮影協力
島村楽器 千葉店 店舗紹介ページ

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