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ゼロから学ぶ

テキスト:西本勲 動画制作:plug+編集部
取材&撮影協力:島村楽器 千葉店

楽器店に限らず、何かのお店を初めて訪れるときに気になることの1つに「店員さんとのコミュニケーション」が挙げられるでしょう。「まだ楽器のことをほとんど知らないのに、店員さんと話すことなんてできない」と尻込みしたり、そもそも店員さんと話すのが苦手だと感じる人もいるかもしれません。

 

それでも一歩踏み出して、実際に店員さんと話をしてみると、お店で楽器を買うことのメリットを実感できるのではないでしょうか。

店員さんと話すと、良いことがいっぱい

楽器のことをよく知らなくても大丈夫!

商品についてよく知らない状態でお店に行くのは、多少なりとも緊張するもの。でも、店員さんにとっては、どんなお客さんも大切な存在です。初めてのお客さんは、これからお店に来てくれる機会が増える人という意味では、大事にしたい相手と言えます。楽器のことをよく知らないとはっきり伝えれば、店員さんもそれに合わせて丁寧に説明してくれます。余計に遠慮したりせず、フラットな気持ちで楽器屋さんを訪れてみてください。

欲しいものやイメージがはっきりしていなくても大丈夫!

なんとなく「ギターが欲しい」などと思っているだけでも構いませんし、もっと漠然とした「何か楽器をやってみたい」くらいの気持ちでも、全く問題ありません。「何も決めていない人を相手にして、店員さんに面倒をかけたくない」と心配する人もいるかもしれませんが、大丈夫です。楽器店は、欲しい楽器を「探して、見つける」場所でもあります。「自分にぴったりくる楽器と巡り合う」というゴールに辿り着くまでに時間がかかっても良いし、どれだけ回り道をしても良いのです。そこでは店員さんが、ゴールまでの道のりを一緒に歩く心強いパートナーになってくれます。

店員さんと話すうちに、欲しい楽器が見えてくる

初めての楽器を買う前に、「こんな楽器が欲しい」という明確なイメージが浮かばないのは、そんなに珍しいことではありません。「気に入ったもの、自分に合ったものを買いましょう」というアドバイスもよく目にしますが、知識や経験が少ない状態でそう言われても、困ってしまう人は多いのではないでしょうか。

そこで、自分が欲しい楽器、気に入った機材を見つけ出す道しるべになるのが、店員さんとの会話です。普段聴いている音楽や、好きなアーティストなど、自分の趣味趣向を店員さんに伝えると、「では、こんな楽器はいかがですか?」という提案が返ってきます。あとは、それに対して思ったことなどを店員さんに伝えていきましょう。その場で現物を見ながら店員さんと話すことで、たくさんの楽器の中から自分に合いそうな選択肢が自然に絞り込まれていきます。

楽器の説明を聞くときのポイントは?

店員さんから楽器の説明を聞くときも、知らないことやわからないことがあれば、丁寧に教えてもらえます。初めて聞く専門用語が出てきたら、どんどん質問してください。疑問に思ったことは店員さんが一つひとつ解決してくれます。分からないままで放っておかないことが大切です。必要に応じてメモをとったり、写真や動画を撮っておくのも良いでしょう。

メモは特に許可を得る必要はありませんが、スマホなどで撮影するときは、必ず店員さんに一言断ってから行うようにしてみてください。

「客と店員」というより、音楽や楽器が好きな人と話すつもりで

「客と店員」という関係を意識しすぎると、どうしても緊張や不安を感じやすくなります。ここはひとつ、「音楽や楽器の話で楽しく盛り上がれる相手」だと考えてみてください。

今回、店員さんと話すときのポイントをいくつか挙げましたが、基本は「好きな話題について誰かと話す」とシンプルに考えればOKです。そして、楽器購入をきっかけに、再度、楽器屋を訪れ、その製品について話ができることもあるので、店員さんと仲良くなっておくと良いことがたくさんあります。そうすればきっと、皆さんにとって、楽器屋さんがもっと楽しい場所になることでしょう。

何気ない会話から楽器の知識なども膨らんでいきます!

取材&撮影協力
島村楽器 千葉店 店舗紹介ページ

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