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上達のヒント

テキスト:宮川麿 イラスト:mucha

DTMに関する初心者向けのお悩みをサウンド・コンポーザーとして活躍する宮川麿さんが、Q&A形式で答えていくコーナー。連載でさまざまなお悩みを解決していきます!第5回はDTM始めたての小動物から「マイクの音量を調節して、オン/オフする方法」に関する質問です。

初めてレコーディング用マイクを買ってみた

DTMをやっているうさぎでーーーす。麿先生!ついに、レコーディング用にマイクを購入してみました!でもスイッチが付いていなくて……音を消す方法が分からないよ。

うさぎが購入したのはAUDIO-TECHNICAのAT2020というコンデンサー・マイクとのこと。ATシリーズには幾つか種類があるが、これはエントリー・モデルで税込み12,980円で購入できる
宮川麿(みやがわ・まろ)

おめでとう、うさぎ!これで宅録しまくりだね!そのスイッチっていうのはオン/オフ・スイッチのことかな?だったら、このマイクは録音用だから、そういうのは付いていないんだよ。

え!楽しく皆んなでカラオケしているときに、歌い終わったらスイッチを切って次の人へ渡すタイプのマイクとか、あと校長先生がしゃべり始める前にマイクに触って“ガチャガチャ、ブチ!”ってしているときに持ってる系のマイクには必ず付いているのに!?

宮川麿(みやかわ・まろ)

カラオケで楽しむ人や校長先生が持っているマイクは、ハンドヘルド・マイクって手持ちのものだよね。録音用のコンデンサー・マイクはまず手で持って使わないし、スイッチ含めいろいろと仕様が違うんだよ。

プロ用マイクには、基本的にオン/オフ・スイッチがない

えー!!!うさぎ的には、どのマイクにも音を消すスイッチがあった方が便利だと思うんだけど!そんなの、激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームだよ!?

なんて、諦めの悪いうさぎが騒いでおりますが、プロ用マイクにはそのようなスイッチが付いていないことが普通なので、もしあなたのマイクにスイッチが無くても欠陥品とかそういうことは全くありません!ご安心ください。

プロ用のコンデンサー・マイクにスイッチが付いていない理由をお話しします!カラオケ・マイクのオン・オフ/スイッチというのは物理的に電気回路を遮断したりくっ付けたりするので、音質的に不利だったり、接触不良の事故が起きやすいなど、ネガティブな欠点が多く、レコーディングには向いていないんです。

例えば、カラオケ・マイクでオン/オフしたら“ボスッ!”とか“ブチッ!”みたいな音が聞こえますよね。スイッチはそうしたノイズが出やすいので、レコーディング用のコンデンサー・マイクなど、繊細な機材を傷めてしまう原因にもなるのです。

宮川麿(みやかわ・まろ)

ではここで、“知らないと怖いファンタム電源の話”をしようと思います!

何それ怖い! 麿先生!ヤメてよ!ファンタム電源ってなによ!

宮川麿(みやかわ・まろ)

コンデンサー・マイクを使うときは48Vファンタム電源を要するんだよね。手順は、ゲイン値を0にしてから、XLR to XLRケーブルでオーディオ・インターフェースと接続して、インターフェース側で「+48V」などと書かれたスイッチをオンにします! 絶対にファンタム電源を入れたまま、ケーブルの抜き差しをしないでね!機材が壊れちゃうよ!

では、マイクの音をどうやって消しましょ?

宮川麿(みやかわ・まろ)

って思うみんなへ、マイクを接続するためのオーディオ・インターフェースを持っていますよね?それに付いているゲイン・スイッチを絞って、ボリュームを下げてみましょう!ちなみに、マイク・ゲインが上がったまま、マイクをつないだり外したりしないように注意ね!大きなノイズが出て、機材の故障の原因になったりするので、つなぐ前、外す前は必ずゲインを一番小さく絞りましょう♪

このイラストのオーディオ・インターフェースはゲインがノブだが、製品によって縦長のフェーダー仕様である場合もある

マイクの音量の変更は、“Gain”と書かれた丸いノブや長いフェーダーを上げ下げするってことね!勉強になったなぁ。でも、このオーディオ・インターフェース、ゲインだけめちゃ大き過ぎてキモいから、うさぎは要らないな……麿先生、持って帰っていいよ。

宮川麿(みやかわ・まろ)

勉強になったようで良かったよ! そのオーディオ・インターフェースは、僕も要らないかな!plug+編集部に返しとこう☆

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